■■今回のあらすじ■■
正月を2人で過ごそうとしていた和行と玲。しかし劇団仲間の亮が泊り込む。
亮に振り回されHできない2人。我慢できずに玲は和行と亮が寝ている間にこっそりバ○ブでオナ○ー。
途中から参加する和行…でも何か違う?
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■■STORY■■
部屋でひとつ布団の中で愛し合う和行と私。秘め始めというところかな。
すりガラスの仕切り戸ひとつ隔てて隣のリビングには劇団仲間の亮が寝ている。
亮に気づかれないよう声を必死で我慢して、そしていよいよ挿入
「あ〜!俺のハンガー知らない?」
隣から亮の声。固まる和行と私。私は小声で
「何?寝言?」
「…たぶん…念のため服着て!」
すばやく服を着る
和行が仕切り戸をわずかに開け、隙間から覗く。戸を閉め布団に戻る
「はぁ。寝てるよ。あいつ昔っから寝言多いんだよな…あっだめだっ萎えてる!」
「えー!!私は全然大丈夫だよ?」
「俺だめ。もう寝る!」
「そんなぁ!」
和行はふて腐れるように布団に潜り込んで寝てしまった。
(うぅ亮のせいで、せっかくの年末年始が…ぶちこわしじゃん!)
和行は実家から勘当されてるし、私は家出同然で実家を出てるので上京してから実家に帰ったことはない。
なので2人水入らずで年末年始を過ごす気でいた。
それに正月ともなれば隣部屋の男子学生も帰省することだし、心置きなくHを楽しめると思っていたのに。
おじゃま虫が出たのだ【亮】という名の!
しかも、このおじゃま虫クリスマスイブから泊り込んでいる。
「あ。玲!俺まだ餅食えるよ!」
遠慮というものを知らない亮
(別に食べんでいいわい!)イライラしつつ餅を焼く。
PiPiPi。
亮の携帯が鳴った。亮は携帯を手に取って
「はい!…あ。あけましておめでとうございます。…ええ…え?新春歌舞伎?…あ大丈夫ですよ。でも、いいんですか?…じゃ遠慮なく…はい、じゃあいつもの喫茶店に1時ですね…は〜い。じゃ後ほど!」
携帯を切り
「悪い!俺午後から出かけるわ。マダムから歌舞伎誘われちゃってさ〜」
(全然悪いことない。どうぞ!どうぞ!お出かけくださいませ♪)
「マダムって、よく芝居観に来てくれてる人だろ?歌舞伎か〜勉強になるな〜」
「そうそう、ゆっくりしてきなよ!」
思わず和行と目で見交わしあう。そして昼。
「そんじゃ行ってくる。多分夕食誘われるから、帰り遅くなるかな。」
「おぉ!楽しんでこいよ。」
「ん〜いってきまぁす!」
ドアを閉め出かける亮。和行にとびついて腰に乗る形で足をからませて抱きつく。
「ぃやったぁ〜!!やっと出かけたねっ!こんな日がくるなんて〜☆」
「さて。ゆっくりできるとはいえ…もう我慢できない!しよう!」
念のためドアに鍵をかけ、さっさと布団を敷き服を脱ぐのもじれったいくらい。
そして行為はもの凄い勢いでどんどん進んで和行は布団の中に潜り
「玲…もう、びちょびちょだよ…」
私の熱くなっている部分に舌を這わせる
「んんっ…あっああっ!あ!あぁん」
その時アパートの階段を昇る足音
(あの足音、亮?)私の股間にいる和行の背中を叩いて知らせる
「ちょっ、ちょっと待って!ねぇあの足音……亮じゃない?」
和行は布団から頭を出して耳を澄ませ
「げっ!なんだよアイツ?忘れ物か?ちょっ服着よう!」
ドアノブがガチャガチャ音をさせる!外から亮の声
「お〜い…なんだよ、なんで鍵閉めてんだ?」
和行が急いでドアを開けに行く
「どしたの?忘れ物?」
「やーなんかご主人の都合がついて、ご主人と観に行くってドタキャンされた…あ〜あ、俺も落ち目かな〜」
亮の嘆きの100倍は嘆きたい。
夜。
和行がお風呂からあがって
「玲か亮どっちか風呂入っちまえよ」
「は〜い!お父さん!玲、俺入っちゃうよ?」
「どーぞー」(今更いちいち断らんでも)
和行がコタツに入って
「あ〜。なんかさ体洗ってる途中でさ…」
「うん?」
「気持ちよくなって自分でしちゃったよ…」
「えっ!!」
「いいところ、いいところで邪魔ばっかだもんな〜マジ我慢できんかった。」
「えー!そんなぁ!」
泣きそうな目で和行を見る
「そんな泣きそうな顔すんなよ〜」
ふと気がかりになってきた
「ねぇ亮ってさ、この1年くらい深い仲の女の人いないよね?」
「んーだよな…1年くらい前に2年付き合ってた彼女と別れたっけ?」
劇団立ち上げ当初は女性関係乱れきってた亮だが、1年前別れた彼女とは真剣だったようだ。
この1年食事程度のお付き合いの女性達は大勢いるけど
「亮って風俗行かない人だよね?」
「あぁ、そうだな」
「ねぇ。と、いうことはさ………まさか?うちのお風呂で…」
和行はカレンダーを見て日にちを数えている
「…………あいつ泊まり来て1週間は過ぎたな……亮も20代の男だしな……」
「やめてー!!!ねぇっ!明日っから、お風呂掃除、亮にさせて!私やだっ!」
「わ、わかった落ち着け!風呂掃除はあいつにやらせるから!」
そして亮がお風呂からあがり、私が入った。お風呂のタイルやら壁が気になる。
(一応今日は大丈夫と見た!)
髪を洗い体を洗って、湯船につかる。
(はぁ和行ずるいよ1人で……私もしちゃおうかな)
手を足の間に持っていく、お湯の浮力で海藻みたいにゆらゆらしてるものを掻き分け割目に指を添わせた…その時リビングから亮のバカ笑いが聞こえてきた(!もうっ!集中できないよっ!亮のアホ!!)結局中断。
お風呂からあがりドライヤーで髪を乾かしてリビングに行った。
和行も亮も酔いつぶれたらしくコタツでゴロ寝したまま爆睡している。
2人に毛布を掛け、私も部屋に布団を敷いてリビングの仕切り戸を閉める。
布団に入ったものの寝付けない。
(Hできないと思うとよけいしたくてたまらないよ)
ちょっとだけ、おっぱいだけ手で軽くもむ…
(ここで我慢しとこう。いや、もうすこしだけ)
トレーナーの中に手を入れ直に乳首を手のひらで転がす
「う」
(やばい、声出そう!もう止めよう)
「はぁ〜」
ため息がでる。
昼間和行といいところまでしてた事を生々しく思い出した。
我慢できず手をトレーナーの中に入れ両乳首を指でつまみクリクリ回す。
すぐに乳首が固くなる…禁欲状態のせいで敏感になり反応が早い。
息が弾んで、もう濡れだしているのが分かる。
(もうっ!ダメっ我慢できない!)
手だけで満足しそうにないのでクローゼットの中から音の静かなバイブを取る。
形は普通のバイブと違ってグニャっと曲げられるPC機器のコードみたい。
挿入部と逆側に操作ボタンがあって、先端の金属部分が振動してローターでも使えるし曲げても振動するハイテクバイブ!
(エロティックセイン!買っておいて良かった…)
布団に入ると体が熱くて全裸になる、リビング側に背中を向けた状態でボタンを押して振動を始める。最初は外側の一番敏感な部分に当てる。
小刻みな振動が心地いい…そして達しそうになる直前で軽く曲げて中に挿入し内部の感じる部分を探るように手を動かす。声を押し殺して心地よさに酔う。
すると布団の中に潜り込んでくる気配があった。そして私の背後にぴったり寄り添った
「カズ…」
小声で名前を呼んだ。
背後から手を回されて乳房への刺激を受ける…何かが違う、そう思った。
いつもの和行の手の動きとは違う。手を見てみる
(和行の手じゃない!嘘!まさか…?)
首を回して顔だけでふりかえって見る。亮だった!
「なにっ?やだ!やめて!」
「そんな声出すなよ…カズが起きる。玲の布団…女の匂いがする…」
あまりの驚きにとまどって何もできないのをいい事に亮はそのまま愛撫しだした抵抗したいのに熱くなった体は愛撫に反応してビクついている。
「んっ!…だ、だめ…やめてっ」
和行が起きたらと思うと大声を出せない
「こんなに感じてるのに?和行に見つかったら玲と俺どっち信じるかな?それ、自分で続けろよ。気持ち良かったんだろう?」
半ば脅しのような言葉と欲望に負けて自ら内部をかき回すように手を動かす。
亮は背中に密着したまま体中愛撫している。愛撫に声が出そうになる。
私の尾?骨の上あたりに熱く硬くなったものがあたった。
「意外だな…玲がこんなに感じやすいなんて…」
そう耳元で囁かれ甘い気分になる。そして乳首を指ではさまれつまみあげられた時
「んっ!!」
腰が震えるように動いて
「…イッた?Hだよな…こんなもの使って…」
しばらく激しい息が収まらない…亮は上半身の愛撫の手を止めなかった…
複雑な気分だった。
亮のことは、しょうもないと思いつつも嫌いなわけではないし大切な友達で劇団の仲間だ。その亮とこんな状況になっている。
ふいに足元を愛撫されているのに気づいた。あまりに不自然な位置の愛撫に恐る恐る足元を見る、足を愛撫しているのは和行だった!
「かず…ゆき…」
体が凍りついた
「妬けたよ…玲」
全部見られていた?言い訳したくても、できる状況ではない
「前の芝居の時おまえ達のラブシーン見て、俺嫉妬してた…でも面白いもんだな嫉妬してるのに欲情して。その時から考えてた、おまえと亮、それから俺3人でしてみたくなって。亮と仕組んでおまえが欲求不満になる状況にしようって」
「そんな…」
(和行と亮の思惑どうりだったってこと?)
ショックで動悸が激しくなる。
亮は私をあおむけにして両手首を掴んで動けない状態にした
「さて、じゃ3人で楽しもうか?」
そう言って亮は私の乳首を舌で弄ぶように舐めたり転がしたり音をたてて吸ったり。
和行は下半身の愛撫を始める、私の性感帯ばかりを狙って攻めてくる。
2人がかりの愛撫にたやすく体の力は抜けていった。亮は私の腕の拘束をとく
「だめぇ!こんなことダメ…!」
抵抗したいのか喘ぎ声なのか…曖昧な声が出る
亮は手馴れた愛撫をしながら
「ダメなんだ?嫌なわけじゃない…な?嫌なら、普通抵抗するよな…」
「うっ…!う、あっ!」
和行と亮に仕組まれ辱めに体を開かされていく快感。
2人の男が私の淫らな肉体に貪り、私という女に溺れていくことに対する優越感。
相反する感情で揺れ、たとえようのない快楽を感じていた…
「あ!」
和行がバイブを振動させ外側から攻めだしていた。
そしてコードのようなそれを内から外、外から内へ出したり入れたりしている先端の振動が内部のポイントにあたる。細長いそれはたやすく出入りするそのたびグチュグチュいやらしい音をさせた。
私の両足は恥ずかしいくらい開いていく…そして腰が激しく動いて
「だめぇ!そんなにしたら…ああっ!いくっ!………」
…まだ激しい呼吸も内部の収縮も収まっていないのに和行は
「今度は俺たちを楽しませてくれる番だ…」
そう言うと私を四つんばいにして和行は私の顔の方に亮はお尻に移動した。
亮は私のお尻を撫で回しそして硬くなっているものを私の中に差し込む。
和行より少し細めだけど長いそれは少し腰を動かしただけで奥までたやすく到達する。馴染んでいる和行の体とは違う。亮は容赦なく奥まで突く。
「玲のなか熱い…トロトロして、いやらしいな…」
「あぁっ!あっ!」
亮に突かれるたび上半身がのけぞり声をあげてしまう。
そんな私を和行はどう思っているのだろう?
和行は私の顔を上げさせ、そして
「俺のも満足させて…」
私はそれを口に含む。熱くてはちきれそうだった…
「んっ…く…」
和行は普段より激しく喉の奥まで突いてくる
(和行が嫉妬してる…)そう思うと苦しさが屈折した悦びに変わる。
背後で亮を楽しませ、口で和行を満足させている…はじめての体験に意識が遠のくようだった。
亮の息がどんどん激しくなっていって、そして亮と私で腰を揺らし密着して同時に達していった…
それを見定めると和行は私の口の中に暖かく苦い液体をドクドク溢れさせた。
ふと気が付く。
「??」
私は部屋で1人布団の中だった。思わず布団をめくり上げてみる
(服?着てる…)
下着の中に手を突っ込んで触って確認した。膨張はしているけど乾いている。
そっと仕切り戸を開けてみた。
和行と亮は寄り添って眠っている。和行は亮を腕枕していた。
(なんなんだこの2人は?)
引き戸を閉めクローゼットの引き出しを確認する。バイブを使った形跡はない
(夢だよねぇ?私が3Pって…しかも亮と!ありえない!)
Hな夢は見ない…とは言わない。
でもいつもイキそうなところで目が覚めてた
夢でイッたのは初めてだった
(夢だけど、気持ちよかった……あーん!なんて夢見てるの?夢占いするまでもない
ただの欲求不満だよ!)
朝食。
夢とはいえ、あんな夢を見た直後に3人で食事をするのはさすがに気まずい。
亮は私の気まずさを機嫌を悪くしてると思ったらしく、気を使いやたらしゃべる
「あ〜なんかさ、こうやって3人で食事するのって楽しいよな?なんか合宿みたい?
っていうか俺たち家族みたいだな〜きょうだいってかんじ?」
「ぶっ!ゴホッゴホッ!」
きょうだいの言葉に過剰反応して飲みかけた味噌汁が気管に入ってしまった。
和行が背中をさすって
「おい、大丈夫か〜?」
「だ、だい、じょうぶ…」
声がゼーゼー言ってる
そして亮が帰った日の夜。
和行と私は燃えた、燃え尽きて、果てた… |