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【* はさむ〜んBoo *】

「グッズ」と「エッチ」と「ロマンス」と・・・KIYOのエッチ・ショート・ストーリー。
■第二回 * はさむ〜んBoo *

■■今回のあらすじ■■
グッズに目覚めた和行。試しに購入した、それは一見ペンギンのようなローター。
初めてのグッズにビビる玲。だがローターで全身刺激されると
次第に身体を蕩けさせ…ローターがク○に触れた途端に!!

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■■STORY■■
 
今日は週1回の芝居の練習会。
練習会の後の飲み会を早めに切り上げ『お先に失礼』した亮・まなみちゃん・私の3人で家路に向かうべく住宅街を歩いている。
(ちなみに和行は20:00まで勤務なので不参加)

「玲さんと和行さんのアパートって家賃いくらなんですか?」

とまなみちゃん。
まなみちゃんは脚本志望で半年前に入団したピチピチの19歳!
色白で可愛い子なので、もったいないからしばらく女優をやってもらっている。
脚本は追々書いてもらう予定。

「古いアパートだし駅から結構距離あるから6万なの。和行が4万で、私が2万負担するって約束で」

「カズの今の仕事って派遣だけど電話会社のカスタマーのテレオペだよな。時給結構いいだろ?」

と亮。
亮は和行と私の同期メンバーで、立ち上げ当時からの仲間。
初代のメンバーはもうこの3人だけになってしまった。(あと団長も)

「2人で住んで、生活楽になってんじゃないの?前から気になってたんだけどさ、カズのファッション玲が選んでやったら?カズ改造計画!」

亮と和行は年が同じで実家が老舗の温泉旅館という偶然の一致からなのか、見た目真逆の2人なのに初めから意気投合していた。
あまりの仲の良さにホモ疑惑すらあったほど。

* 参考までに、和行・亮・私(玲)それぞれの第一印象。
和行&亮→私『気ぃ強そう…派手に遊んでそう…』だったらしい!
失礼な!遊んでないし、気が強いかは…自分じゃ分からないから…無視!
私→和行『オタク…』 私→亮『遊び人…』
私の2人の第一印象は…まぁ当たってたけど、知り合う内に2人とも誰にでも思いやりがあるという事が分かっていった。
もっとも亮は可愛い女の子には特っ別優しいという点を付け加えておく。

「玲の金使いが荒くてカズの服まで金回まわらないのか?」

付き合い長いから言いたい放題言ってくれる。

「違うよ!和行がお金のかかる物買ってるからだよ。パソコンの周辺機器だのゲームだの、なんか高い専門書とか…私なんて慎ましいもんだよ。ホントに。」

「確かにオタクの趣味は金かかるな…」

「そうなのよ…あ、じゃ私こっちだから。まなみちゃんお疲れ様!亮に口説かれない様に気をつけてね!」

「うるせーな…まなみちゃん彼氏いるだろ!」

「ふふっ…お疲れ様です。」

亮とまなみちゃんは駅に向かって、私はアパートまで歩いて2〜3分。

そういえば今日、和行の給料日だった。
また余計なもの買ってなきゃいいけど。
アパートの前まで来て二階を見上げると部屋の電気がついている。
(もう帰ってたんだ、早いな)

「ただいまー」

「おぅおかえり。ケーキ買ってきてあるから、後で食べようぜ。」

「ホント!さんきゅ。ご飯は?食べて来たの?」

「うん会社ですませた。風呂沸かしてあるから入っちゃえば?俺先入らせてもらった。」

「ありがとーじゃ先お風呂入っちゃうね。あがったら一緒にケーキ食べようねっ♪」

お風呂からあがると和行が小包らしきダンボールを開けている。
届け先品名欄に<パソコン用精密機器>の文字がっ…!!

「あーーーーーーーっ!またパソコン関係何か買ってるし!!」

「えっ!?あ…これ違うっ、カモフラージュなんだってば!」

「何のカモフラージュよ!?」

「…またKIYOでグッズ買っちった…アダルトの店だから指定すればカモフラージュで<PC用精密機器>で送ってもらえるんだってば!ほらっほら!見て!」

必死になって不思議な形の物体を取り出してる。
私にはクチバシを上に向けたお腹にプツプツのあるペンギンに見えた。
確かにパソコン機器ではない。

「なっなっ!こんなパソコン関連機器ないよな?」

☆和行がサプライズで玲を喜ばせるためにPC用精密機器でのカモフラージュは逆効果なので止めたのは言うまでもない。☆

「ふ〜ん…で、これは何?」おもちゃの実物を見るのは初めて。「ローター。名づけて!はさむ〜んBOO!!」

「いや…名づけたのは作った人だし…はさむ〜んBOOって…こういうのって名前一生懸命考えてるんだろうね。」

「このクチバシでクリをはさむ〜んだよ〜BOOは意味不明だな?」

「えっ!BOO、はさむ〜んの?私の大事なかわいい所にそんな事しちゃうなんて…それにこのトゲみたいなプツプツ…玲、こ・わ・い〜」

「………………」
(なんで黙ってるかな…)

「ま、痛かったら言えよ………………俺ので…ちょっと試して…」

「そこまでしなくていいよっ!!」(…試したいのか?)

「じゃあ…ちょっとうつ伏せになって。背中に文字書くから当ててみな…」

薄手のパジャマの上からローターのクチバシを当てられた。
モーター音をさせて私の背中にローターがあたる。

「ふはっ!ははっ!くすぐったい〜〜!」

足がバタつく。

「じゃ1文字目な…」

「くっ!くすぐったい〜〜ゴメン!も一回!」ヴーーン
(おうへんに…令?)

「…玲?」

「当たり!じゃ次…」
(たて よこ たて…H…?)

「H?」

「ピンポン!次!」
(よこ ななめ ななめ…大かな?)

「大!」
「じゃ次、これは難しいかな…」
(…おんなへんに?…………)

「もう!分かった!『玲H大好き』でしょ!?」

「おぉっ 大正解!!」

「何が大正解よっ…カズの方がもっとHじゃん!」

パジャマのすそからローターを持った手を突っ込まれた。
背中に直にあてられるとパジャマの上からと感じが違う。

「ん…………」

肩甲骨から背骨へ、下降しながらブルブル振動を続けるクチバシ。
いつの間にかパジャマのズボンを脱がされ太ももにさわさわとした感触があたる…時おりプツプツの部分を当てられている気がするがうつ伏せなのでよく見えない。
ふとももをローターで刺激しながら和行の手がお尻をゆっくり撫で始めた。
指を掴んだり離したりする動きでたまらない気持ちになる。

「ねぇ…………」

じれったいけど、言い出しにくい私…

「…何?…………」

「…おしり…」

「おしり…どうしたの?」

「……………。」

「言わなきゃ分からないよ…」

「…おしりも……して…」

「何してほしいの?…」

「…おしりにも…ローター…あてて…」

結局言わされる。

「しょうがないなぁ…」

意地悪く、でも嬉しそうに言うと下着の中に手を入れてきた。
ローターを転がすように動かしていると尾?骨付近の丘の上で敏感な場所にあたった。

「あっ」

体がビクッとなる…ローター全体を震わすように動かしたり押し付けたり集中的に責めてられてくすぐったいような振動がローターを中心にしてお尻全体に広がり

「ん…んん……う」

腰がとろける心地になる…

もっと続けて欲しいところで、手を引き抜かれ仰向けにされた。
蜂にまとわりつかれる様な音をさせてローターが近づいてきた。
ローターが耳にあたると気持ち良さで鳥肌がたつ…

「う…くっ……はぁはぁ……」

足のつま先がたってくる。
パジャマのボタンを全てはずされ前をあけられた…
徐々にローターを乳房に近づけていく…乳首に震えるクチバシがあたると少し刺激が強く感じられた。

「…クチバシちょっと刺激強いかも…」

「そう?じゃ…こっちかな…」

そう言うとプツプツの部分をあてた。
一見痛そうに見えたプツプツが思った以上に柔らかい感触だった…

「あぁっ!……あ、あっ!」

「こっち?気持ちいい?」

「ん…」

乳首への刺激を受け続けていると、下着が濡れてきているのが分かった。
(お風呂入ってはき替えたばかりなのに…)ぼんやり、そんな事を
考えてたら下着を脱がされてしまった。

「玲、ここトロトロになってる…」

「…………」

「一応、ローション塗っておこうか…」

私の足を開かせローションを塗ると、ローターを移動させた。
その時ローターのコードが私の脇腹をなぞるように這っていった…
思いがけない刺激で「あっ」声をあげてしまった。

「…?えっ?何?……もしかして、これで感じた?」

言いながらコードをわざと揺らしながら体に這わせる。

「んっ……うっ」

「お前はホント敏感だな。体質がHなんだよ…」

笑いながら言われてしまう。
(体が勝手に反応するんだから、しょうがないよ)
言い返したいが、もう言葉を出す気になれない。

「じゃ、痛かったら言えよ。」

そう言うと湿っているところへ
ローターをあてて弱めにダイヤルをONにした。
ヴーンとモーター音がしている。
痛がらない様、気をつかっているのか全体を刺激するようにあちこち移動させている…ある一点にローターのクチバシがあたった時気分のたかぶりを感じた。

「あ…そこ…」

「ここ?」

「うん…」

クチバシの動きに意識が集中する。
痺れるような疼きを楽しんでる内に少し物足りなくなった…
「ねぇ…もっと強くしてみて…」ダイヤルを最強にされた。
モーターの音が大きくなり、大きな波が一気に押しよせてくる。

(えっ!うそっ…イキそう!っていうかイッちゃう…あ、もうダメ!)

「はぁっはぁっ!…あっ…ああっあっ…!」

……激しい腰の動きがおさまり、脱力していく私を見て

「え!?もしかして、もうイッちゃったの?クリ…刺激してから5分もたってないよ…もっと色々試したかったのに…」

残念そうに言うとダイヤルをOFFにした。

「……うん…イッちゃった……」

達しているのに入口はまだ物欲しそうに痙攣してムズムズしている…

「凄いな…これ。」

和行がまじまじとローターを見つめてる。

私の上に和行がおおいかぶさって来た。

「ね…入れていい?」

「うん…」

ムズムズを鎮めてほしかった。
和行がゆっくりと入ってきた。
腰を動かしはじめるといやらしい音がした。

「…中すごくヌルヌルしてる…」

もっと深くまで欲しくて片足を和行の肩にかけた。
和行の腰の動きで徐々に新しい波に溺れていく…
2人とも息が激しくなって、欲望のままに腰を動かし続けた…
和行が私の顔から、あえて目をそらしている。

『せつなそうな顔見てると、すぐイキそうになるんだよな。』

以前そう言われた。

(…和行イキそうなの我慢してる…私も…また…)
「玲…俺もう…イク…」

そう言うと強く脈打って果てた。
和行が果てたのに続いて…

「ん…んんっ……あっ!」

…再度達してしまった……

「なんか小腹がすいたなーケーキ食うか?」

「…んー…」

力なく答える私。

「大丈夫か?生きてる?…ケーキ出してくる。」

すっきりした顔で元気良く台所の冷蔵庫を開けてる和行。
(2回もイカされて元気いっぱいでいられないよ…)

冷蔵庫からケーキの箱を出してテーブルの上で箱を開け

「おーい、ケーキ食べちゃうよ〜」
(ケーキ…食べたい…)

這うように和行の元まで行くと
和行の膝を枕にして寝転んで…

「ケーキ食べさせて…」

「なんだよ〜甘えっこ玲ちゃんだな。ほら、あ〜ん」

「あ〜ん。…おいしい…」

テーブルの上に置いてあった、はさむ〜んのパッケージが気になる。

「ねぇ…はさむ〜んは意味分かるけど、BOOは何なの?」

「BOO…かなり謎だな…」

以来、電子レンジを<チン> 携帯用カイロを<ホッカホカ>と呼ぶ人々の如く、2人の間でははさむ〜んは<BOO>と呼ばれる事となった。

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