【初心者のためのアダルトグッズ講座】
アダルトグッズの歴史やテクニック、業界裏話などためになる情報を紹介したします。
■アダルトグッズの歴史。 |
前回は電動ローターについてコメントさせて頂いたが、今回は電動こけし(電動バイブ)を歴史もふまえて解説しよう。 元々国産性具として開発販売されたのは江戸時代からでその時代の主流は木や牛の角などを滑らかにし、男性性器に似せたものが大半であった。 もちろんその時代に電動こけしなどあるわけがなく電動バイブが開発販売されたのは、なんとつい最近の昭和45年である。 国産第一号の電動こけしは全体をゴムで覆いサオが左右に回転する機能を搭載した画期的な物で当時アダルトグッズ業界に旋風を巻き起こした。 その記念する初号機が「熊ん子」なのである。 昭和30年頃のアダルトグッズ業界は電動ローターのヒットなどにより上向いていた成長が「熊ん子」の出現によって更に加速され平成に入るまで常に成長(といってもメーカー数社だけの業界)してきた。がっ!バブル崩壊とともに、電気、玩具メーカーの下請けや景気が落ち収益の下がった工場が空いた生産ラインでアダルトグッズを生産するなど、新規参入組が多く参加し熾烈な開発競争に突入するのである。昭和30〜60年台には玩具種類が極少数だったものが平成バブル崩壊とともに数10倍以上になったことからも伺える。 そのため成長力/収益率はメーカー数だけ分散され平均的になり数社独占の大人の玩具バブルも崩壊し現在に至る。 こんな話しもある。昔は温泉街などでの玩具販売が盛んで、ストリップ劇場などのとなりの怪しい店で販売されていたこともあったが、これも温泉街の荒廃や風営法の施行などによって徐々に姿を消していった。 当時の入手方法は店舗購入が主であったが、自動販売機に姿を変え、雑誌通販、そしてインターネットと、その時代時代に反映されているのも面白い。 だが我々消費者の立場からみるとメーカーと商品種類が増えたことによりより良い製品と商品を選択する幅が広がり誰でも手軽に入手しやすくなった事はメリットとして受け止めようではないか。 |
■ある会社の企業革命が玩具開発を発展を促した。 |
バイブの開発に大きく関わっていたのが、「世界のマブチ」そうマブチモーター(株)の企業改革なのである。 当初マブチモーターは家電製品や工業製品に合わせた受注生産方式をとっていたが、その生産方式ではいちいちモーターの性能や大きさを家電製品や工業製品に合わせて開発しなくてはならず、時間とコストが掛かり能率的ではなかった。 そこでマブチモーターは自社モーター標準規格を作り『客がマブチのモーターに合わせて製品を作成する方式』に変えたのである。もちろんメーカー各社から反発もあったが、マブチモーター的には無駄な時間とコストを自社モーターの研究開発につぎ込むことができやので、世界をリードする高性能モーターメーカーに成長したのである。 そしてアダルトグッズ開発時の恩赦として、標準規格の高性能モーターが使えることになり、多種多様のモーターを大人の玩具ごとに選別使用できたので、安価に玩具開発できたのである。 マブチ的には全然関係ない業界と思っていたと思うが、玩具発展の陰にはマブチモーター(株)の企業改革成功が関係していたのである。 |
■記念すべき国産第一号「熊ん子」の紹介。 | |||||||
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■何故電動こけしと言うか? | |
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