壁埋 まり夫
オナホールは毎週のように新作が発売され、多くの男性読者の皆様も自分好みのオナホが発表・発売されればきっと喜んでいると思います。オナホの気持ち良さというものは個人の好き嫌いによって様々ですが、いくつか試せば特にお気に入りのオナホのひとつも見つかっていることでしょう。
そんなお気に入りのオナホが、使い続けるうち何となく張りがなくなり、どことなく小さな亀裂が生まれ、ある日ついに継続使用不可能な破損を生じる。オナホは消耗品であるとわかっていても、買い直せば済むとわかっていても、その別れは悲しいものです。しかし、ここで皆さんに問いたいのは、そもそも消耗品であるオナホを長持ちさせる工夫はあるのか、そしてその工夫を行わない場合オナホはどれぐらい早く駄目になってしまうのか、そういった視点を持ってオナホと向き合っているのか、という点です。
今回はその具体的も併せて、オナホの使い方とメンテナンスの基本についてお話したいと思います。
◆ そもそもオナホールに「正しい使い方」はある?
ざっくり言ってシンプルなゴム状の塊であるオナホールは、床に落としても壊れるようなものではなく、使い続けているとつい壊れるような物ではないという感覚で接しがちです。しかし、輪ゴムを思い切り引っ張れば千切れるように、オナホも成形形状からかけ離れた変形をさせたり一部に強い負荷を与えれば壊れてしまいます。
オナホの使い方を大雑把に言えば「ローションを塗り込んでペニスを出し入れする」ただそれだけですが、実際には、
・ローションの量が足りない
・ローションが濃すぎる
・成形形状や内部構造に対してペニスが大きすぎる
・形状の弱い部分へ負荷が掛かる
・使用時の握力や固定装置によって大きく変形している
・使う勢いが激しすぎる
等の原因で、裂ける・千切れる・穴が開くといった破損が簡単に生じます。肝心なのはこの簡単に生じるという点で、少なくない人が無意識に「壊れ物ではないだろう」という姿勢でオナホを扱い、その寿命を短くしているのです。
ローション不足や濃すぎるローションは使用時の強い摩擦力を生じさせ、そのため主に内部構造のディテール破損が起きます。成形形状や内部構造に対してペニスが大きすぎる場合にはオナホ全体への無理な引っ張り力が生じ、特にオナホの壁の薄い箇所や深い谷構造の箇所へ大小の亀裂が発生します。また、オナホそのものを大きく変形させて使うのは無理な力が加わっているため思わぬ破損に繋がりますし、そもそも無茶な激しさで使えばどれだけ丈夫なオナホであっても壊れるに決まっているのです。
上記のような原因に対する対策例としては以下の具体例を提案します。もし、これまでの使い方が当てはまらないケースがあるなら、ぜひ取り入れてみてください。
・ローションは原液ではなく倍程度に水で薄めて使う。
※薄さや滑らかさを謳っているローションなら、そのまま使って良い。
・ローションの量は、開口部を下にして最低1ccは垂れ落ちるぐらい。まったく垂れ落ちないなら、内部がぬるぬるでも潤滑不足。
・自分自身のペニスサイズが標準であるという思い込みを捨てて(破損しやすい人は特に)、買おうとしているオナホのサイズ感を事前に調べる。
・無理な変形をさせない。
・そもそも無茶な激しさを控える。
…こんな指摘、わざわざ言われなくても当たり前だよ、と思った方は少なくないでしょう。しかし、こんな指摘をわざわざきちんと教わった機会があるという人はそういないはずです。つまり、現実にはオナホの使い方は各々がバラバラに実行しているだけなのです。この機会に、どうぞオナホに優しい使い方を見直してみてはいかがでしょうか?
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◆ 使用後のメンテナンスにも潜む破損の原因
次のオナホライフを快適に楽しむためにも、オナホを使った後は洗浄するのがお約束です。しかし、その方法が間違っているばかりにせっかくのオナホライフが短くなってしまうケースがあります。これも具体例を挙げると、
・オナホを裏返して洗う
・内部へ手全体を突っ込んで洗っている
・風船のように膨らむほど水を入れて洗う
・洗浄後の乾燥不足
等が短命化の原因となっています。
オナホを裏返して洗うのは成形形状からの逸脱という点で最も大きな破損原因になります。内部へ手を突っ込むのも無茶な変形という点でよろしくない行為です。大量の水(水流)で風船のように膨らませて洗うというのは少数派かもしれませんが、これは特に内部構造の弱い箇所や壁の薄い箇所への亀裂発生、あるいは空洞成形(最悪の場合、そこから貫通)といった破損が生じやすい行為です。また、洗浄後の乾燥不足は、オナホ表面へのカビ発生、あるいは異臭の原因となります。
オナホ界隈では、特に「洗浄時に裏返して洗う」という行為の是非が各々の価値観で分断されています。きちんと洗いたいという欲求は誰でも持ち得るものである一方、昨今のオナホにおける内部形状の複雑化が洗い辛さの原因にもなっており、裏返さずに納得できる洗浄を達成するのが難しいという事実もあります。そして、その複雑な内部形状が裏返した際の壊れやすさの一因となっているのも悩ましい問題です。ただ、オナホの破損を抑えるという観点からは、無茶な変形である裏返しを避けるのがリスク回避として十分に有効であるのは間違いありません。
こちらについてもオナホに優しいメンテナンス例を挙げれば、
・オナホ内部は指を入れるだけで洗う。ガシマンのような激しい扱いもしない。
・伸ばしたり膨らませたりといった変形も控える。
・洗浄後はタオル等でしっかり水気を取り、ドライヤー等で細部の水分も飛ばして、風通しの良い場所で保管する。
…といった感じになります。
なお、オナホがカビて駄目になったという体験談はほとんど目にする事もないですが、乾燥と風通しはカビ発生で2個オナホを駄目にした経験を持つ筆者の心からのアドバイスです。
・洗浄後の乾燥
・オナホの奥まで洗いやすく
HOLE CLEAN SHOWER [ホール クリーン シャワー]
・オナホ洗浄剤
【液体洗浄剤】液体オナクリーン(150ml)[オナホール専用洗浄剤]
・最後の仕上げにAG+パウダーでサラサラ保管
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壊れやすいと言われるオナホは、そもそもの商品力として柔らかさや繊細な形状をウリにしている場合もあり、その特徴は他のオナホと比べて壊れやすさの一因となる場合もあります。また、オナホが壊れて買い直すまでの期間についても、オナホそのものの耐久力の問題はあるにせよ、ものによっては1~2ヶ月で駄目になってしまうという声も散見されます。
とはいえ、オナホが消耗品である事は間違いなく、大切に使ってもいつかは壊れてしまうものの壊れる原因の一端が自分自身の使い方にもあるとするなら、改善しない手はありません。何より、長持ちするその恩恵をいちばん受けられるのはあなた自身なのです。大切に使えば半年~年単位で使い続けるのも難しくはありません。どうぞオナホのロングライフを掴んでください。
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