みなさんコンニチワ! 御萬恋次郎っス。
今回は「御萬恋次郎のオナホ青春記」の第2回をお届けするっス。前回から引き続き秋葉原で起こったオナホ界隈の出来事、そしてカップオナホの遍歴にも触れていこうと思うっス。それではさっそくレッツゴーっス!
前回は2000年当時のオナホ界隈の様子として、ボクが秋葉原に通っていた頃のお話をさせてもらったっス。路地裏にひっそり佇む怪しい雰囲気のオナホショップへ通い、そんなに多くはない商品の選択肢からどちらを選ぶか悩んでいる日々だったんスけど、そんな秋葉原に2001年、今も秋葉原駅のすぐ近くに堂々と構える大型アダルトグッズショップが開店したっス。
それまで通っていたオナホショップみたいな薄暗い雰囲気とは無縁の、明るく綺麗で清潔感ある店内に、ずらりとオナホが並ぶ圧倒的ラインナップ! 当時はオナホの商品情報はそれほどメジャーな扱いではなく、オナホレビューを掲げるサイトも無かったっスから、初めてそのアダルトグッズショップに入店した時はボクの知らないオナホがこんなにもあったなんて! と感動したっスね。
おそらくっスけど、当時流通していたオナホのほとんどが店頭購入できたんじゃないかと思うっス。取り扱われている商品はオナホだけに限らないものの、何せ地上地下合わせてビルぶち抜きでアダルトグッズを売っている店っスから…僕もオナホを買うだけでなくただその物量を見たいだけで遊びに行った事が何度もあるっス。
余談っスけどアダルトグッズショップに女性のお客やカップルがフツーに居るという状況も、そのお店ができて以降の光景と思うっス。
そうして大型アダルトグッズショップの登場でオナホショップに対する印象が一新されるというビッグな出来事があった一方、オナホそのものの実情は現状維持に近い状況が続いていたっス。2001年時点では、前回ご紹介したようにまだまだ内部構造も簡素な造りのものが多くて、そんな中にいわゆるカップオナホ―ルという物も存在していたっス。
カップオナホというジャンルは、プラスチック系の比較的硬めの容器に何らかの内部構造を詰め込んだタイプのオナホを指しているっス。今やカップ型オナホに分類されるオナホは多数あるっスけど、2000年当時のカップオナホと言えば「コーヒーカップ同様の紙コップに、厚いスポンジを筒状に詰め込んで、中心の空洞にはまるで手袋の指みたいに成形されたオナホ内部構造が差し込まれている」というとても低コストな造りのカップオナホが主流だったっス。
一応、紙コップではなくプラスチックの筒を使っていて外見だけは現在のカップ形オナホに近いというものもあったっスけど、内部構造がスポンジと薄いシリコンゴムの組み合わせという点では大差ない状況だったっス。分解してみると、オナホらしい柔らかなゴム素材は内部構造を作っている袋状の部分だけ、そんな構造っスから当然価格はとっても安く、数百円から1,000円前後と大変リーズナブルだったっス。
そんな商品っスから、お察しの通り気持ち良さや満足度もまったく価格相応という感じで…もちろん、これが気持ち良いという人もいたと思うんスけど、ボクの正直な感想としては小さめのオナホにちんちんを半分だけ突っ込んでいるという使用感だったっス。当時の比較的簡素なハンドホールと比べても明らかに廉価版という印象は拭えず、素手で手コキするよりは気持ち良いけれど、使い捨てだしなァ…という感じだったっス。
カップオナホにおいてはそんな状況が数年続いていたんスけど、2005年に突如としてあのTENGAが発売されたっス。内部構造がスポンジの弾力ぐらいしかなかったそれまでのカップオナホに対してTENGAのインパクトといったらそれはもう半端なかったっス。実際の使用感の良し悪しは皆さんの実感にお任せするっスけど、とにかくいきなり現れたまったく新しい5種類の使用感、そしてそもそも紙コップでは不可能だったちんちんの根元まで挿入できる十分な全長。
ああ、カップオナホは変わった…と僕も実感せざるを得なかったっスね。また、TENGAのインパクトはそれそのものの商品力に留まらず、オナニーという行為に付きまとう後ろめたさや不潔というイメージを取り払ったという偉大な変化を世の中にもたらしたっス。もちろんいきなり世間の評判が逆転したわけではないっスけど、いまや芸人や有名人もTENGAの名前を気にせず口にしていて、オナホにディープではない一般層においては「オナホといえばTENGA」という印象すら広まった感もあるぐらいっス。
これ以降、各メーカーもTENGAに続けと様々なカップオナホを商品展開し、TENGA自体も更なるバリエーション展開を見せて、オナホ界隈にカップオナホの新風が吹き荒れたっス。そうしてカップオナホは「安くてそこそこの快感」から「安いのにすごく気持ち良い物もいろいろある」というジャンルへ進化していったっス。ちなみにボクは後年発売されたGENMUというカップオナホシリーズが好きで、比較的柔らかな使用感が良くて楽しんでいたっス。
ところで、みなさんの中にもカップオナホと聞くと片栗粉やスポンジを使った自作オナホ、あるいはカップ麺へちんちんを突っ込むオナニー方法などを連想する人がいるんじゃないかと思うっス。
いかに安いコストで商品レベルのオナホに近い使用感を得るか…紙コップにスポンジというカップオナホの原型はある意味DIY的構造っスから、TENGAに出会って以降カップ型でも工夫すればかなり気持ち良いオナホを作れるんだという観点に気付いたボクは、カップオナホでいちばんの不満点だった「カップ形状がちんちんの太さに合わなくて楽しめない」という部分を何とかできないか試した時期があったっス。
カップオナホは基本的に外側の筒が変形しない(膨らまない)っスから、ちんちんを入れると、内部構造を構成している素材や空気は外側の筒と挿入されたちんちんに挟まれる形で、その隙間の中で何とか変形・圧縮しようとして、これがちんちんを押し返したり締め付ける感触を生み出しているんスけども、一方でその隙間が狭すぎるとただキツい感触しか感じられなかったり、下手すると挿入すら困難という場合も起き得たっス。
これはカップオナホでは避けられない問題点で、せっかく内部構造が気持ち良さそうなのに外側の形状が自分に合わなくて楽しめないというのがどうしても納得できなくて、内部構造だけ取り外してもう少し太い筒に取り付けてみたり、逆に刺激が物足りないカップオナホはより細い容器へ詰め替えてみたりしたっス。
シンプルな円筒形状の筒とくびれのある筒でも使用感が変わったりして、試行錯誤が快感の上昇に繋がると本当に楽しかったっスね! まあ、結果的には、カップオナホの内部構造ではなく普通のハンドタイプオナホを筒に詰める事でさらに強い快感とバリエーションを楽しめるとわかってボクのカップオナホDIYは終わったっス。
前述したMUGENなど、買ってきたそのままで十分満足できるカップオナホが増えたのも大きな理由っスね。ちなみにハンドホールを詰めるのにちょうど良いサイズで入手も簡単というオススメアイテムは、筒状のポテトチップス容器っス。24時間コンビニでゲット可能なオナサポグッズっス。
現在もカップオナホはTENGAだけでなく複数のメーカーから発売中っス。まだカップオナホを使った事がない人も、一部のカップオナホであまり気持ち良さを感じられなかったという人も、メーカーやシリーズ品の枠を越えていくつかのバリエーションを試してみれば意外な出会いが待っているかも知れないっスよ。
さて、こうしてTENGA発売からカップオナホ全盛期が続くかと思われた2007年、今度はハンドホール界隈に「無次元加工」と呼ばれるまったく新しい内部構造を引っ提げて衝撃のオナホが登場したりするんスけど…この続きは次回のオナホ青春記で語らせて頂こうと思うっス。次回もこうご期待っス!
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