ヘイヘイ! 今夜も悩めるオトナ達の想いに御萬恋次郎が寄り添う深夜番組「ミッドナイト・オトナ相談室」の時間がやってきたっス。メールもお手紙も募集していないはずのこの番組へ、どこかのラブホから、どこかの風俗から、あるいはあなたのお部屋から直接届く、オトナ達の性の悩み。聴いているアナタにも実は共通するかもしれない切実な性の悩み。そんな問いかけへ解決の糸口になるかもしれない僕なりの提案をお答えしていくっス。第2回となる今回のテーマは「セックスする意味についてのお話」っス。
まずは1通目のメールから。「とにかくセックスしたくてセフレが欲しいのですが、関係の作り方がわかりません。セフレになりたいなんて、いつ言えばいいのですか?」30代男性のお悩みっスね。
こちらのメールは「セフレなんてお金を払って作っている関係ですよね? セックスしたい同士が都合よく出会って始まるなんて信じられません!」10代女性からのお便りっス。セフレという関係…確かにそう簡単に作れるものじゃないっス。居るところには居るけれど、日常的に見掛ける関係ではない…相談者さんのような意見が寄せられるのもよくわかるっス。
まずは、セフレ関係がどうやって作られるのかっスね。特にこの場合、思わぬ出会いから始まるのではなく、狙って関係を構築したい場合が要点になるかと思うんスけど、そもそもセフレを探す目的においてはあなたが日常的にアクセスしている場所はすべてセフレ探しに向いてないと言えるっス。
友達関係はもちろん、学校あるいは職場、一般的な趣味のコミュニティやオンラインのグループなど、あなたがセフレ探しではない本来の目的ですでに属している場でセフレを探すというのは、セフレが見つからないばかりかそのコミュニティから除外される危険も含まれる、デメリットしかない行為になるっス。もちろんそれはSNSも同じで、あなたがこれまでフツーに使ってきたアカウントでいきなりセフレ探しを始めてもセフレは見つからないまま、ただフォロワーが減るだけっス。
じゃあどこで探せばいいの? という事になるんスけど、単純な話セックスを求めている人だけが居るコミュニティあるいはグループを見つけて、そこへセフレ探し専用のアカウントや人格を用意して飛び込めば良いという話になるっス。注意して欲しいのは、セックスを求めている人「も居る」じゃなくてセックスを求めている人「しか集まらない」場所でないと駄目というところっス。
つまり合コンや出会い系サイトは実はセフレ探しに向いてなくて、向かうべきはハプニングバーやオンラインのエロ話題コミュニティという事っス。こういう場であれば、そもそもセフレを探しているという話題がNGにならないのであなたは不安を抱えずにセフレ探しの話題を切り出せるっス。
もちろん話しかける勇気と話術はどうにか頑張らなきゃならないっスけど、こういう話を切り出してもあなたにデメリットが生じないという点こそ、あなたが堂々とセフレ探しするのに実は一番影響を及ぼす要素だったりするんスよね。ボクだって相手がセックスを求めているのかわからない場で誘うのなんて絶対イヤっス。
一方で、お互いにセックスを求めていて相手の事をそれなりに気に入れば、セフレ関係というのは意外と気楽なものっス。中にはお金を介して続くセフレ関係もあるっスけど、そもそもセックスするのに必要なお金って移動費とホテル代ぐらいのもので、もしどちらかの部屋に行ってもいい関係ならそのホテル代すら不要になるっス(かなりラッキーな話ではあるっスけど)。
このあたりはセフレ関係を始められそうな雰囲気になったらセックスを求める理由を確認するようにしておけば、そこから話もスムーズに進むのでお勧めしたいっス。というか、まずセフレを探すコミュニティへの参加費の方が出費としては多い場合もよくあるっス。それを先行投資できるかどうかはセフレ関係成立を左右する要素なので頑張りどころっス。
続いてのお便りっス! これは20代男性からっスね。「お付き合いしたい相手がいますが、セックスしたい欲求も大きくて、それが目的で付き合っていいのか悩んでいます」ふむふむ…そしてこちらのお手紙は「恋人と半年の関係になりますが、会うたびいつセックスするかという話ばかりで、なんだかセフレと変わらない関係に思えてしまっています」20代女性のお悩みっス。セックスとお付き合いの両立、あるいはそのバランスについては他にもたくさん同様のお悩み相談が届いているっスよ。
セックスは愛情表現のひとつでありコミュニケーション手段のひとつでもあるんスけど、そこへあまりにも明確に性感という要素が付きまとうので後ろめたさや不公平感を感じてしまうケースは多々あるっス。
ただ、ハッキリ言えば、セックスするのに片付けておきたい不安要素(セックスする理由の不一致、妊娠への不安と対策、痛みや苦痛など体質的な問題等)さえお互いクリアできているなら、相手が不快なく応じてくれる限りはセックスはやりたいだけやればいい事っス。
気持ち良いからセックスしたいという一見自分の欲望だけの行動も、それが「あなたと楽しみたい・あなただからセックスしたい」という動機があればお付き合いしてセックスする理由として何もおかしくはないっス。
その一方、セックスの頻度の好みも人それぞれ明確に差があって、これ以上は多すぎるという限度も当然あるっスから、あまりにもお互いが求める頻度に差があり過ぎるなら別れて新しいパートナーを探すというのもまったくおかしな話ではないっス。
あなたがセックスをそれなりに求めている限り、セックスの適度な充実はクオリティオブライフに直結する部分もあるっスからね。
さあ、お悩み相談はまだまだあるッスよ。「風俗でのセックスは童貞卒業になるでしょうか?」10代男性のメールっスね。さらにこちらは「付き合い始めてから彼氏が童貞だと知りました。経験のない彼氏とセックスするのが不安です」20代女性のご相談っス。セックスと童貞問題はいつまで経っても切るに切れない話題っスね。男性自身の悩みだけでなく、パートナー側の不安や捉え方も注目されてきてるっス。
風俗での経験っスけど、実際のところ風俗でやっている事は、セックスで行われる一連の行為を交渉や相談なしに一通り体験できるサービスっスから、性器を挿入して射精まで至るという体験こそセックスと同等ではあるもののコミュニケーションとしての経験値はほぼ得られないというのが現実っス。
風俗嬢は決して「今日は私こういうセックスがしたくて、逆にこういうプレイはしたくないんだよね」なんて注文はしてこなくて(女性向け風俗でも一緒)、でも現実のセックスではお互いのしたい事したくない事を話し合ってお互いのためのセックスをするのが当たり前になるっスからね。
一応、風俗でとりあえず挿入経験だけはあるぞという事実が、セックス本番であなたに少しばかりの落ち着きをもたらす効果はあるかも知れないっス。
また、付き合っている彼氏が童貞という状況については、童貞である事を恥じないで、セックスをどうすればいいのかお互いに歩み寄って話し合えば良いだけっス。
確かに童貞の男性はいきなり上手なセックスはできないっスけど、カッコつけなくていいという前提共有さえすれば、余計な自信を持っていない分、ちゃんと向き合ってくれる可能性も高いっス。上手いセックスを期待するんじゃなくて、寄り添ってくれるセックスを求めると良いっス。
さて、今夜はこれが最後のお悩み相談っス。「お付き合いしたらセックスするのは当たり前なのでしょうか? パートナーの事は好きですが、セックスしたい気持ちになれません」10代女性からのメールっス。
こちらも10代男性のメールで「セックスしたいと思わないのですが、彼女は僕から誘われたいみたいです。嫌われないためにはどうしてもセックスしなきゃならないでしょうか?」というお悩みっス。そもそもセックスは必要かという観点も、ここ数年触れられ始めている話題っスね。
この問題については、まさにあなたと相手の間でしか答えがでない話になるっス。そして話し合ってどんな結論になったとしてもあなたとパートナーのふたりにとってはそれが正しい結論だと言えるっス。
毎日のようにセックスする関係も、数か月に1回セックスする関係も、そもそもセックスを話題にすら出さない関係も「自分たちの間では、それがいいって話になってる」でOKっス。そもそも、他人のセックス事情なんてお付き合いには一切関係ないっスからね。
それにセックスを求める気持ちも本当に人それぞれ、セックスしまくりたいのもまったくセックスする気が湧かないのもみんな個性っス。よくパートナーと話し合って欲しいっスね。
というわけで、今夜のミッドナイト・オトナ相談室、いかがだったっスか? もしあなたが抱えているお悩みのヒントになるものがあったなら、ぜひ活かしてもらえると嬉しいっス。それではまた次回の番組でお会いしましょう! ミッドナイト・オトナ相談室、パーソナリティは御萬恋次郎でした。それではっス!
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