先回は、Gスポットの不思議、そしてGスポットの開発の難しさと、Gスポット感覚の特異性を説明しました。
今回からGスポット責めの実践に移ります。
ところで、昨年辺りから今年上半期にかけて、Gスポット責めに適したバイブレーターが続々登場しました。
これまで、クリトリス、膣、子宮を攻撃目標としたさまざまのバイブレーターやローターが登場しましたが、どういう訳かGスポット責めに特化したものがありませんでした。
これは、先回も説明したように、Gスポットが、捉え所のない面があること、また、その開発に時間が掛かること、などの理由によるものでしょう。
ただ、ようやくここに来て、Gスポットの正体が大人の玩具開発業者にも理解されてきたようです。
すなわち、Gスポットとは、「スポット」−−点−−ではなく、「ゾーン」−−「地帯」、「領域」−−であるということ、言い換えれば、狭い部所を刺激するのではなく、かなり広い部位を刺激することによって、初めて、
開発できる、ということがようやく分かってきたらしいのです。
一旦そのことが分かると、さすが、日本のメーカーです。
たちまち素晴らしいGスポット用バイブレーターを発売してくれました。
今回は、まず、そのものずばり、【ソフィア(スモーク) 】を取り上げ、この使い方、効果などを説明します。
◆ソフィア(スモーク) の特徴は、Gスポットだけを刺激するバイブレーター、という誤解を与えそうです。
確かにGスポットを開発し、G感覚を徹底的に揺さぶるバイブレーターには違いありませんが、G感覚に火を着けるためには、C感覚も必須です。
そこで、ちゃんとクリトリス刺激用の2枚舌の「犬」も根本に付いています。
ただ、GバイブがいかにGスポット攻撃を中心に考案されているかは、スイッチをオンにすると、「SWING」スイッチが「MIN」であっても、かなりの激しさで、主根が首振りを始めることで分かります。
それに対して、「VIB」スイッチが「MIN」状態では、「犬」の二枚舌は全く震えません。
そして、問題の主根ですが、これが通常のバイブレーターと大きく異なるのは、瘤が4つ、串団子のように連なっていて、しかも先端の瘤はソフトクリームの頂上のような独特の捻りの効いた形をしているのです。
これらの瘤の表面には、主根に沿う形で、ちょうど包丁の使い方を習いたての小学生が不器用に剥いたジャガイモかリンゴの表面の跡のような不規則な凸凹がついています。これまでのバイブレーターの表面が滑らか一辺倒だったのに対して、明らかにこれは根本の発想が違っています。
もちろん、これまでのバイブレーターの主根の表面も、例えば人形の絵が彫り込まれていたり、怒張したペニスの表面に浮き出た血管を模したものなど多少の工夫がないではなかったですが、Gバイブの表面の凹凸感は、正にGスポット責めを第一に考えてある証拠です。
この表面の凹凸と、4つの瘤と瘤の間で生まれる凹凸と縊れと隆起、そして、先端の瘤の凹凸、これらが一体となってこれまでに全くなかったGスポット刺激が得られることになります。
そもそもGスポットに対する刺激には、擦る、撫でる、押す、が中心となりますが、Gバイブの主根の形はその全てを万遍なくこなせるように工夫されているのです。
|