これはGスポット責めの極めつけと言って良いでしょう。
12回完結の本シリーズの最後にこれを取り上げるようにしたのも、正にこれが究極のGスポットバイブであるからに他なりません。
今回は、ファックミーの構造的を集中的に取り上げます。
まず、これがGスポット責めを特に意識した設計思想から生まれたものであることは、主根の短さにあります。
クリ責め部分が主根から分かれだした点から、主根の先端までが約10cm。
同じ測り方をした場合、例えば男の純情が約13cmであることを思えば、いかに主根が短いかがお分かりいただけるでしょう。
この短さは恐らく2つの意味があると思われます。一つは既に書いたように、Gスポット責めを中心に考えたため。
もう一つは子宮奥に苦痛を与えることなく、心ゆくまでクリ責めも楽しめるように、という配慮です。この項目を、「Gスポット責めの極めつけ」と書き出しましたが、それなら、なぜこのバイブレーターをGスポットをイメージさせるような命名にしなかったのかという疑問が沸くはずです。
実は、このファックミーは、Gスポット責めと同時にクリトリスも、本当に他に類がないほどに徹底的に責めるようになっているのです。
つまり、最も即物的な命名をすれば「GCバイブ」とも呼ぶべきものに仕上がっているのです。
もし主根が長過ぎると、クリトリスへの密着の度合いを強めようとする場合、ついつい子宮底まで強く突いてしまって痛みを与えてしまいがちです。
主根が短ければそのような心配をせずに、心行くまで、クリトリスを責め上げることができます。主根が短くなっているのは、そのために違いありません。
さて、そのクリトリス部分ですが、この部分はよくある二股バイブとは異なって、「舌」になっていません。
ペニス先端を模した形になっています。つまりこのバイブレーターの場合、主根はもちろん先端が亀頭の形ですが、それに加えて、クリ部分も小さな亀頭を象ってあるわけです。
これがどういう威力を発揮するかというと、舌の場合には、どれほど巧妙に、例えば二枚舌のようになってたとしても、その舌自体には振動母体は含まれていません。
あくまでその根本に埋め込まれた小型モーターの振動が間接的に伝わるだけです。
ところが、ファックミーの場合、ミニペニスの中に隠れているモーターの振動が直にその先端部に伝わる訳です。
これは大変なことです。しかも、このモーターがただ者ではありません。
特にMAXに近づくにつれて、まるで急上昇するジェット機のジェットエンジンのように甲高い音を立てます。
恐らく回転数もトルクも他とは桁違いに強力なのではないでしょうか。
ちなみに、電池は単四を4本使用するので、電池3本しか使わないものとの違いは明らかです。
電池の話題が出たついでに電池ボックスについて一言。
電池ボックスは本体とは別になっています。このため、例えば本体が女性の太股にぴったり挟み込まれ、腿肉に見え隠れするほどになっていても、ON、OFF、SWING、VIB、強弱の切換は何の困難も感じることなく可能です。
しかも、本体と電池ボックスを繋ぐケーブルは直径3ミリほどの太めのもので、女性が激しく身悶えして、電池ボックスとの間に負荷が掛かっても、簡単には切れない構造になっています。
しかもこのケーブルには約11センチにわたって、ちょうど固定型電話機の本体と受話器の間のケーブルのようなコイル状態の部分があります。
これも突然の引っ張り力に対しての心憎いまでの配慮です。
恐らくこのバイブレーターの開発過程で、実験しているうちに、女性のあまりの身悶えによって、電池ボックスと本体との間の電線が切れて使えなくなる、という事故が多発したのでしょう。
そこで、並みの電線では駄目で、強化ケーブル、−−しかも、コイル入り−−でないと、太刀打ちできないことに気が付いたのではないでしょうか。 |