さて、最後に、問題のGスポット責め機構について説明しましょう。
普通Gスポット責めというと、主根部の首振りがGスポット周辺に当たる部分に工夫を凝らしてあるか、あるいは、Gスポット周辺部に多数のパールを埋め込む…というのが普通です。
パール型の場合、芯の部分のモーターの回転が、その周囲のパールに伝達され、それがパール同士の摩擦で表面のパールまで伝わる…という仕組みです。
アイデアとしてはなかなか優れていますが、実際には、パールの表面が滑らかであるため、摩擦係数が低く、芯の部分の動きが無駄なく表面に伝達される、ということが実現し難いものです。
結局、見た目ほどには、期待した責めの効果が得られずにがっかりする、ということが少なくありません。
もちろん、Gスポット責めの初心者にはこれだけでも十分な快感責めの境地に追い込まれるわけではありますが。
こうした伝統型のGスポット責め機構に対して、ファックミーの機構は全く発想の根本が違います。
パールを使ってあるという点だけは,伝統が生きていますが、使われているパールの数はたったの1個!これには恐れ入りました。
そのパールが入っている部分は、これも伝統的なパール型と同じく、透明になっているので、幸い中の仕組みを覗き見ることができます。
どうなっているかというと、「凸」字型の上に飛び出している部分にその大きな、直径8ミリほどの1個のパールがしっかりと固定されているのです。
この「凸」は、全体が金属で出来ていて、横に飛び出した部分の片方がモーターに繋がり、他方(主根の先端側)は、受けに入っているようです。
モーターが回転すれば、この「凸」型の軸がゆっくり、力強く回転します。
当然、飛び出した部分に突いたパールも、主根の表面を内側からなぞるように大きく回転します。
クリトリス部分がモーターの振動を直接に粘膜に伝える構造になっていた発想がここにも使われていて、モーターの回転が、間接的にではなく、直接に、曲がった軸の回転そのままに回転するパールからGスポットに伝わ
る仕掛けになっているのです。
これは特許を取ってもいいくらいの−−実際に特許が取られているのかもしれません−−素晴らしい発想です。
このパールの回転は、SWINGがMINでは、右回転、左回転を360度、交互に行います。
中の弱ぐらいでは、円の周辺を30度位ずつ、左右に往復しながら全体として360度回転する、という複雑な動きをします。中の強くらいになると、左右の往復が180度ほどに大きくなり、強の弱くらいでは、2回転くらいが左右交互になり、最強では、5回転と7回転くらいが左右に交互に来ます。
こうした一連の動きは非常に複雑で、しかもSWINGスイッチは、VIBスイッチと同様に無段階調節が可能ですので、言葉で表現してもなかなか正確にお伝えすることができないのが残念です。
もちろん、このパールの回転に呼応する形で、主根の先端、亀頭部も回転します。 |