このようにバイブレーターを自らの太股で挟み込んだ姿勢では、バイブレーターの抜き差し、ピストン運動は基本的にできません。
最初の挿入時の緊張とか、びくっ!という手応えとかも閉脚立位姿勢を取らせる前の装着時に終わっていますので、その面での楽しみも期待できません。
立位姿勢を取らせた後は、あまりにぴっちりと大腿の肉がバイブレーターをきつく挟みこんでいるために、ピストン運動は事実上不可能です。
そこで、この体位では、バイブレーターのバイブレーションとくねり運動の2つが、責め手にとって残された唯一の攻撃手段ということになります。
これは責め手にとっては、かなりのハンデになりますが、逆にこの上ないチャレンジともなります。
スイッチは「弱」から入るのは言うまでもありません。また、「切」、つまり電源オフも緩急のテクニックで忘れてはならない武器となります。
イキそうになる直前で、すっ!と全ての刺激を止めてしまう…しかもその操作を繰り返す…。
これは官能を焙り立てられた女体にとって、この上ない責め苦となります。
「もう、もう、だめっ!いっ、イカせてぇーっ!止めないでーっ!」などと、髪振り乱して、懇願させるのは、正にSMプレイの醍醐味と言えるでしょう。
この焦らし責めには、時間の要素が重要ですが、バイブレーションとくねりでは、くねりの方から先に入った方が、絶頂までの時間を引き延ばすことができます。
結局、「切」、「弱」、「中」、「強」、「バイブレーション」、「くねり」という6つの武器を自在に組み合わせることで、ピストン運動ができないというハンデを克服できるのです。もし、アヌス側にもアヌスバイブが装着されていれば、これらの他に「前」、「後」という要素も加えられます。
その場合、前をオンにすれば、当然腰を後ろに引きます。そこで、今度は後をオンにすれば、逆に腰を前に突き出す動作を思わず強いられることになります。
そこに、強、弱、切を混ぜ合わせると、相当にSMプレイの経験を積んだ女性でも、ほとんど半狂乱の状態へと追い込まれていきます。 |