ソフトSM講座3 | アダルトグッズなら「女性も安心KIYO」


第3講:羞恥心と焦らし
◎やっかいな羞恥心
さて、今回は、羞恥心と焦らしがテーマです。
まず、羞恥心から。
着衣のままでも、横ざまに少し捻って腰掛けたスカートからすらりと伸びた脚にじっと視線を這わすだけで、膝を摺り寄せたり、意味もなく
膝上のハンドバッグの位置を変えたり…。
あるいは、脱衣の過程で、思わず胸を愛おしむように両腕で包み込んだり…。
いずれも、男心を擽る恥じらいの仕草です。
これがなければ、SMの楽しみ半減です。いきなり、さっさとブラジャーからパンティまで脱ぎ捨てて、「さ、縛るも責めるもご勝手に…」では、夢も憧れの気持ちも吹っ飛んでしまいます。
見せたくない、見られたくない、見せてはならない、全身を、隈無く舐めるような視線で愛撫し、視姦し抜いた果てに、羞恥のあまりほんのり汗ばんだ肌にいよいよ指を触れていく…、そうした前戯はソフトSMには不可欠です。
けれども、この大切な羞恥心、実は大変面倒です。というのは、こればかりは男性の側でコントロールできないからです。
「恥ずかしがってみろ!」と命令して、恥ずかしい振りをされても、それこそ、正に興ざめ。
女性の心の底から、身体の芯から、自発的に滲み出てくる羞恥心でなければ意味がありません。
羞恥心は、外から強制ができないだけに、難しいのです。
そうした羞恥心の持ち主が、最近、特に若い世代に少なくなってきたように思います。
◎羞恥心が強すぎても
また逆に羞恥心が強すぎても困ります。先回書いたような意味でのいわゆる「ノーマル」なセックスの先に進むのが非常に難しくなるからです。
そして、強すぎる羞恥心は、経験上、過剰な清潔好みと関係が強いようです。
例えば、ノーマルなクンニをしようとしても、「そんなとこ、汚いから…」などと言って、頑なに口唇の接触を拒む…といった例です。
そういう女性は、もちろんフェラを拒否します。「そんな不潔な所を口に含むなんて…」といった具合です。
◎羞恥心を掻き立てる
無ければないで物足りないし、強すぎれば強すぎるで、また、困る…。なかなか難物の羞恥心ですが、困難であればあるほど、その困難を乗り越えたくなるのが、Sの性向。
そこで、まず、欠けた羞恥心を植え付け、足りない羞恥心を増幅するテクニックから…。
◎言葉責めについて
基本は「言葉責め」です。
しかも先回書いたように、他人との比較や他人の評価を気にするという女性の習性を逆手に取るのです。
さらに、「こんなことでは、私はこの人に嫌われるかもしれない…」という不安感を掻き立てるのも、場合によっては効果的です。
ともかく「言葉責め」は、何の器具も使わないので、女性としては、SMをやられていると気が付きません。まさか、縄や鞭や蝋燭による責めの他に、「言葉責め」という立派な責め方があるとは、知らないのが普通だからです。
黙って黙々と器具を使って責める…というのは、相当に慣れた女性なら耐えられるでしょうが、初心者の場合、必要以上の緊張を与えて、逆効果になります。
そこで、ごく初めの内から、この「言葉責め」に慣らしておくのがよいでしょう。
ただ、この言葉責めは、簡単そうで、意外と難しいものです。
これがいかに難しいかは、SMビデオを何本か試しに、「言葉責め」という観点からご覧になると納得が行くことでしょう。
台詞らしい台詞がほとんど出てこない作品は別としても台本通りに棒読みしている感じのもの、モデルの反応と呼吸が合わず、どこかちぐはぐで、取って付けた感じのもの…。「これこそ、言葉責め!」と喜べるものはほとんどないのが実状です。
◎言葉責めの第一歩は観察から
ずばり、言葉責めの極意は相手の反応のきめ細かな観察にあります。
例えば、目の前の椅子に着衣のままの女性が腰掛けているとします。
その膝から下辺りをじーっと見つめて下さい。それに気が付くと、きっと、「何、じろじろ、そんなに見てるの?」とか何とか言ってくるでしょう。
そこで、「おや、見られては困ることでも、何かあるのかい?」と、矛先を相手自身に向け返してしまいます。
女性は、自意識の塊みたいなものですから−−既に、さっきの「何、じろじろ、そんなに見てるの?」という台詞にもそれが窺えます−−
こうして、相手の言動をよく観察して、出来る限り意識を、自分自身へ、自分自身へ…と誘導してしまうわけです。
こうなると、自分の巣に追い込まれた兎と同じで、自ら逃げ道がなくなってしまうのです。
縄やロープで縛るばかりがSMではありません。言葉で、退路を塞いでしまう、ということができるのです。
言葉責めで大切なことは、乱暴な言葉、汚い言葉は絶対に避けることです。
やくざまがいの言葉や、脅し文句などを耳にすると、それだけで女性はSMに恐怖心を懐いてしまいます。(粗雑な作りのSMビデオにはこの類のものが多いです。)
自然に、一見優しい言葉、普通の言葉で、じわじわと追いつめていくのです。
次に、羞恥心を煽るのに効果的な台詞を、二三紹介しましょう。もちろん、これらの台詞の効き目は、タイミングにかかっています。
相手の反応をよく見極めて、ここぞという瞬間にうまく使って下さい。
以下で「○○」とあるのは相手の女性名が入るところです。
「そんなに悦んでしまっていいのかな?それとも、生理が近いのかな?」
「ご主人にも、そんな甘え方をするんですか?こんなに淫らに腰を使って…」
「このままにしておいたら、○○は、この先、どうなってしまうんだろうね?」
「こうされると、誰でも、我慢できなくなって、自分から『欲しい、欲しい』と泣いてせがむようになるんですよ。さあ、○○はどうかな?」…
ご覧のように、相手に対する質問の形が多いことにお気づきでしょう。
◎「焦らし」はまず男性の鍛錬から
羞恥心が女性次第で扱いにくいのに比べて、焦らしは、男性次第なので、その分、楽と言えるでしょう。
ただ、特にお若い方は、ただがむしゃらに突き進んで、出して、ハイ、お終い…となる傾向が強いので要注意です。
ま、本シリーズは20才以上を対象にしているので、10代半ばのような自制心の欠如ということはないにしても、血気盛んであることに違いはないので、まずは男性の方で「焦らし」に耐えられる精神と肉体を日頃から養っておく必要があるでしょう。先回も書きましたが、SMの醍醐味は、快楽の頂点を先延ばしにする、そのプロセスにこそあるのですから。
◎焦らしのタイミング
言葉責めもそうでしたが、焦らしもタイミングが非常に大切です。それと、焦らす期間の長短を見計らうことも大切です。若い女性が相手の場合、まだ体力があるので、かなり長時間の焦らしに耐えられますが、いわゆる熟女、人妻などの場合、あまり焦らしが長すぎると、それだけで疲れて途中でダウンしてしまいます。そうすると、欲求不満が募って、次回から決していい結果を生みません。また、高血圧や心臓病、その他一般に何らかの病気を持っている人などに対しては、うっかり焦らしのテクニックは使えません。命にかかわることさえあります。ご注意下さい。
◎焦らしにも言葉責めを添えて
さて、焦らしも、ただ黙々と機械的に続けたのでは、女性は嫌気がさしてしまいます。自分がただの「もの」、「おもちゃ」扱いにされている
という気がしてくるからです。
必ず、言葉責めを添えましょう。その際、相手の身体的変化を観察し、それをそのまま克明に報告してやるのが最も効果的です。女性はそれを聞いて自分では見えない部分、自分では意識していない部分の変化を想像し、一種受け身的な、被虐的な気分にのめり込んでいくことになるのです。
また、焦らす際に、期限を決めたり、数えさせたりするのも、気分を次第に盛り上げるのに役立ちます。
例えば、(これはハードSMの世界の話になってしまいますが)
浣腸プレイで、「今から3分は我慢するんだ」とか、鞭で、「10回我慢したら許してやる…」とかいうのがそれです。

ソフトSMの場合のサンプル
「あ、こんなに、自分から開いている…。中から肉の層がぐーっとせり出してきている。こんなに悦んでいるんだね。でも、まだ、上げないよ。もっともっと、悦んでもらわなくては…」

「乳首が、ほら、堅くなって、乳暈に皺まで寄ってきた…。こんなに興奮してしまって…。乳首がこんなになっているってことは、下の方は一体…?」

「愛液が、どくどく出てきている…。さっきは透明だったのが、まるでコンデンス・ミルクみたいにどろりとしたのが…。これが枯れるまで、イクのは我慢するんだよ。」

「その腰の動きはどうしたの?欲しいんだね。でも、まだ上げないよ。愛液がアヌスを濡らして、それがシーツに滴り落ちて、500円玉より大きい水たまりを作るまでは、許さない…」


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