◎「準備篇」から「実践篇」へ |
先回までで、SMに全く初(うぶ)な女性に対して、いかにSMへの恐怖感や嫌悪感を取り除き、逆に好奇心と憧れの気持ちを掻き立てたらよいかについて見てきました。 今までが「準備篇」とすれば、今回からは、いよいよ「実践編」に入ります。 「準備篇」に4回分もかかったことを焦れったく思った方も多いかもしれませんが、とにかくSM好みの男性からすれば何でもないようなSMの常道が未経験の女性にとっては、初めて男性に身体を許すのと勝るとも劣らない勇気が要ることを思えば、心理的な準備はどんなに周到であっても周到過ぎることはないのです。 これまでに説明してきたような心理的、精神的準備を省いて、いきなり「実践篇」に突入したら、全て水の泡です。是非是非、女性の警戒心を解いて、好奇心を充分に煽り立てた後に、実践に移って下さい。 |
◎「異物」の話 |
よくソフトSMの入門書などを見ると、「まず身近なものから」として、例えば、バナナ、キュウリ、ソーセージなどを男性に見立てて代わりに 挿入する、という話が出てきます。「身近なもの」=入門、という単純、短絡的な話の典型例です。 こういう「異物」は、女性にとって身近過ぎて、かえって拒否反応を引き起こします。考えても下さい。コンドームを被せたキュウリで弄ばれた翌朝、朝食の準備に冷蔵庫からキュウリを取り出し、まな板の上で包丁を使わなければならない女性の気持ちを…。 女性のあそこに入るのは、本来なら、男性自身以外に考えられないはずです。つまり、男性自身以外は全て「異物」になるはずです。 けれども例外が一つだけあります。指です。指は、確かに男性自身とは全く別物です。 けれども肉体の一部です。このことによって、指の「異物性」はほとんど消え去ります。女性が指の挿入を比較的たやすく受け入れるのはそのためです。 |
◎万能の「指」 |
ところで、指ほど、細やかな作業に適した部位はないでしょう。男性自身と異なり、屈伸も自在ですし、指を重ねることで、太さも変えられます。押す、引っ掻く、撫で回す…といった複雑多岐な動作もできます。おまけに左右両手を使えば、ほとんど無限のバリエーションが楽しめます。 ただ、弱点が2つあります。まず、第一の難点は、指が肉体の一部である以上、疲労が出るということです。同じ動作を長時間、繰り返すことはできません。第二の難点は、動きの速さに自ずと限界があるということです。 いくら指を速く小刻みに動かしたとしても、高が知れています。その時こそ、バイブレーターの登場となるわけですが、これは、このシリーズがもう少し先に行ったところで詳しく書きます。今回は、あくまで「指」にこだわりましょう。 |
◎どこを責めるか? |
すぐに、股間に気持ちが向いてしまう…、というのは分からなくはありませんが、ソフトSMの場合、股間はあくまで最後の目標、百歩譲っても後半に残しておくべきです。最初からそこに行っては、楽しむ余裕がなくなってしまいます。 では、乳房?いえ、まだです。 まず、先にパンティを脱がせてから、俯せに寝かせましょう。そして、両脚を開かせ、その開脚の間に割り込むように座ります。そして、指で…というより、爪先で、すーっ、すーっと、背中を腰から頸に向かって撫で上げるように梳き上げます。するとピクン、ピクン、と面白いように反応します。 力を抜いて、サーッとやることがポイントです。 この愛撫では、事前に爪を切っておくのがツボです。しかも切った後で、ヤスリをかけないことが大切です。ヤスリをかけないと、爪先は多角形の角のように、鋭く尖った部分が残ります。それが、撫で上げの際に、非常に効くのです。 反応を示してきたら、「あれ?これくらいで、どうして、そんなに、ピクピクするのかなぁ…?○○(女性の名)、本当は、淫ら心が体の中に溜まって、はけ口を求めているんじゃないのかな?」などと言葉をかけて、例の如く、女性の意識を我が身に向けさせるように心がけましょう。 「普通、このくらいでは、じっとしていられるはずなのに…。」といった具合に、尋常と異常の比較をして、女性に、「私は普通ではないのかも…?」という不安感を懐かせるのも、ソフトSMに入る準備として効果的です。 もうこれだけで、十分濡れてくるのが普通です。 |
◎求心的に |
この辺りで、膝を曲げさせ、四つん這いの姿勢を取らせます。当然、下腹部から臀部はシーツから離れます。そうしておいてから、今度は内股辺りを膝から股間に向けて、背中のときと同様にスーッ、スーッ、と爪先で軽く梳き上げます。 これを繰り返されると、思わず腰を振り始め、喘ぎ声は、抑えきれなくなります。このとき、「動くんじゃない!動くと、歓びが浅いところで、終わってしまうぞ!」と我慢させることが大切です。 女性は、動きたいのに動くなと言われることで、次第に被虐感の虜になっていきます。 しかも、男性側が、両脚を割って入る形で座っているため、少なくとも、股を閉じることはできません。拘束具を使わなくても、最低このくらいはできるのです。しかも女性は、縛られたりはしていないので、安心して自ら動きを抑制して、堪えようとします。 膝から股間へと向かうだけでなく、腰の辺りから、両臀を割る形で、蟻の門渡りと呼ばれる辺りをやはり撫で下ろして下さい。この頃には、もう、愛液が糸を引いてシーツに滴り落ちるくらいになっているはずです。 |
◎花弁は、周辺部が感じる |
このままの姿勢でもいいですし、仰向けに寝返りを打たせてもいいですが、ともかく、両脚の間に男性が割り込んだ形は保ったまま、いよいよ、仕上げに向かいます。 その際、一気に、指を挿入…などと焦らずに、まず、既に完全に開ききっているはずの花弁の縁をなぞるように、爪先を這わせます。 ビクビクと腰を振るため、なかなかうまく行かないだろうと思います。 入門期を過ぎていれば、「そんなに動いては駄目だ。縛ってしまおうね…」と一気に開脚縛りに移れるのですが、入門時には、それをやってはいけません。あくまで、女性自身の自制心に訴えるのです。 「このくらい、我慢できないなんて、○○、だらしないぞ。どんなに動きたくても、じっと我慢するんだ! あと、10回で終わりにするから…」 などと、目標を与えて、とにかく耐えさせるようにします。こうして自制心を鍛えることで、次第次第にM性が培われていくのです。 男性側は、つい、中心部に指を運びたがりますが、面積の割に神経が密集しているのは、むしろ花弁の先端、周辺部です。ここを徹底的に責めるとよいのです。 |
◎爪に気を付けて |
さて、いよいよ挿入…といきたいところですが、爪先責めのために、爪を鋭く切ってある場合、そのままでは、繊細な粘膜に傷を付ける危険があります。一番安全なのは、爪が尖っている場合は、挿入はせずに、花弁と花心の責めだけで、イカすことです。 花心の包皮を向いて、爪先で高速につつくと、それだけでイッてしまう場合も少なくありません。 ピアニストが同じ鍵盤を非常に高速に連続して叩くことがありますが、あの感覚で、陰核を責めるのです。爪が鋭いとき、擦る動作をすると、陰核を傷つけますので注意して下さい。あくまで、指の腹から爪先辺りで拘束にノッキング運動をするのです。 人差し指と薬指で花弁を開いて押さえ付け、中指先を震わせるように高速でノックする、というのが、四つん這い姿勢でも、仰向け姿勢でも可能で、ベストでしょう。 |
◎言葉で盛り上げを |
いよいよイカせるときですが、もうこのくらいになると、女性はほとんど理性的判断力を失いかけています。ですから、かなり、露骨にSMチックな言葉を掛けても大丈夫です。また、女性の方にもイカせるための、心理的準備、心理的盛り上げをします。 例えば、 「もう、イキたいんだね。イキたくって、イキたくって、どうしようもない。だけど…もうちょっとなんだけど…イケない。そうなんだね?」などと、相手の気持ちを読み取ってそれをそのまま言葉に出して上げます。 このことで、女性は、自らは恥ずかしくて口に出せないことを代弁してもらって、一気に身体の方が解放されるのです。まだ、自分の愛する男性が、ここまで私の気持ちを分かってくれている…嬉しい…!」という至福感も、絶頂を導くのに大切な要素となります。 ただ、普通のセックスと違うのは、そのまま絶頂に運ぶのでなく、そこから引き戻し、また、引き上げて…ということを、女性が屈服の悲鳴を上げるまで、繰り返すことです。 「この位でイカせてもらえると思ったら、大間違いだよ。今晩は、いつもと違うんだ。○○が、泣くまでイカせてやらない…。」と冷淡、残酷な台詞も交えましょう。 「いやー、もう、許して!ね、早く、お願いよーっ!」などと懇願してきたら、「イカせて欲しいなら、イカせて下さいと、丁寧に、はっきり、しっかり頼むんだ。そうでなきゃ、いつまでもいつまでもこうして、責め続けるぞ…いつまでこんな焦らしに耐えられるか、それをじっくり観察させてもらうよ。」などというのもよいでしょう。 女性は、自分の様子を「観察される」というのに非常な羞恥心を掻き立てられ、抵抗感を持つようです。 また、「いつまで耐えられるか」という言葉によって、「自分はこのまはこれからどうなってしまうのだろうか?」という言いしれぬ不安に苛まれるものです。 なお、今回の例では分量の関係から、乳房責めは扱えませんでしたが、いつもいつも全局部を責める、というのでなく、時によって、集中的に−−例えば今回は、背中と内腿と花弁、だけ…といった感じで−−特定の局部を責める方が、意識がその部分に集中してかえって効果的です。 |
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