愛する女性とのSMプレイ入門講座 | アダルトグッズなら「女性も安心KIYO」


◇ 愛する女性とのSMプレイ入門講座 ◇

第10講: 大開脚仰臥責めの実際その1
◎ 心理面から見た、大開脚仰臥責め
さて、今回からいよいよ、SMプレイに入ります。
12回予定の講座の最後の4分の1まで、実際面が直接的に取り上げられなかったことを不思議、不満に思う方もおいでかもしれませんが、SMプレイが初めてという女性にとって実際の初体験に至るまでの時間とエネルギーの約3/4をその心理的準備にかけても、実はまだ準備が足りないくらいなのです。

 それほど、周到な準備がないと、本物のプレイが始まったとたん、拒絶反応を起こしたり、
女性側が十分な満足を得られないため、次回に繋がらない、そして結局は男性側もストレスばかりが溜まる…という悪循環に陥ってしまいます。

 実践の最初に取り上げるのは、大開脚仰臥責めです。
このポーズが立位大開脚ポーズに比べて優位な点は既に本講座で説明済みですが、実践に入る前に、これが、心理面からどのような効果があるか、見ておきましょう。

 まず、女性の側から見ます。

 第一に「不安」。
 当然です。全裸のまま、大きく開脚させられるのです。しかも上肢は広げさせられた状態で手首を縛られています。
問題の下肢は、膝を伸ばした状態で直角近くまで広げさせられます。
SMビデオなどでは、時に150度程度まで開かせられるのがありますが、バレー舞踏などでよほど普段から極度の開脚姿勢に慣れていない限り、特に長時間は無理です。
内股の筋肉にたちまち痛みを訴えるようになります。

 直角程度でも、普通の女性にとってこれほどの開脚は滅多にあるものではありません。
通常の歩行では、せいぜい20度か30度程度の開脚です。
水たまりを飛び越える時など、かなり開脚する場合もなくはないのですが、それとても瞬間的です。
全裸で、長時間大開脚の無防備な姿を男性の目−−たとえ、それが愛する男性の視線であっても−−に曝すことには、言いしれぬ不安が伴います。

 女性が男性の前で仰臥開脚姿勢を取らされるのは、産婦人科の検診時です。
女性なら誰でも一生の内で何度かは通過しなければならないこの屈辱のポーズでさえ、膝は軽く曲げることができ、しかも角度も90度よりは遙かに緩やかです。
上半身が着衣を許されているというのも、不安感の軽減につながっています。

 つまり、日常生活からも、産婦人科の検査室での体験からでさえも、全裸大開脚仰臥姿勢は
不安以外の何物でもないのです。

 次に「期待」。
 女性にとって、仰臥開脚とは、正に男性を受け入れる態勢そのものを意味します。
これが女性の期待感を煽ることは、今更言うまでもないでしょう。ただ、その期待は、不安に裏打ちされています。なぜなら、閉じたくても閉じられないように、見事に開脚状態で足首が固定されているからです。

 そして、極めつけは、「羞恥」。
 仮に大開脚そのものは心理的に受け入れたと仮定してみましょう。(もちろん、そんなことはあるはずもないのですが。)そのあり得ない仮定の下でも、股間が無防備に顕わにされているという、この、恥ずかしさ!
 最初は単にポーズこの非日常的なポーズから来るだけの恥ずかしさですが、やがてプレイが進むにつれて、自分の肉体が、心の制止も振り切って勝手に独走を始めてしまう時のさらなる、恥ずかしさ。
その時の自分を想像して先取りして意識してしまう、その間接的恥ずかしさ…。

 こうして見てくると、このポーズが、女性にとって、肉体的には非常に楽−−大の字になって
畳やベッドに仰向けに横になったときのリラックス感を思い出して下さい−−なのに反して、心理的には、最高度の緊張を強いる、正にSMプレイに打ってつけのものであることがお分かりいただけるでしょう。

 次に男性の心理から、この大開脚仰臥姿勢を考えてみましょう。

 まず、「新鮮さ」。
 交際の期間が長い場合、例えば、熟年夫婦のように何十年にも及ぶ場合でさえ、通常のセックスで、四肢を大きく引き伸ばした形で手首、足首を固縛した体位は初めて、という場合が多いでしょう。
この、通常はあり得ない体位こそ、新鮮さの源泉です。

 次に、「葛藤」。
 これは、男性側が自分が同じ姿勢を取らされたと想像することで、いや増しに増します。
しかもその姿勢で、胸や腰、そして何よりも股間をまさぐられ、いたぶられるのです。

 最後に、「美」。
 愛する女性の全裸大開脚仰臥ポーズに、女性美の極致の一つを感じない男性はまずいないでしょう。
静止状態でも、見慣れたはずの相手の女性に息を呑むような美しさを発見するはずです。
 しかも、プレイが始まれば、この静止美に、動きの美が加わるのです。特に、この姿勢だと背中や臀部が観察できないという唯一の欠点はあるものの、女体の筋肉や筋など、微細な動きはほとんど全て、あからさまに見て取れるのです。
縄で雁字搦め…とは違って、身体を覆っているのは、手首、足首の拘束具だけ。これほどに女体美がさらけ出されることは、滅多にありません。
◎ この姿勢にどうやって持ち込むか
まず、手首、足首を拘束する用具を用意しておかなければ、話になりません。
ズボンのベルト、浴衣の帯など、あり合わせのものを使うという手もありますが、長さや幅、柔軟性がどうしても目的にぴったりとは合わないという不都合があります。荷造り用の紐などは論外です。
これは丈夫で長さが自由という点では便利ですが、細すぎて、手首、足首に食い込むため、直接肌に当たる部分には絶対に避けましょう。
(専用の枷に繋いで、固定物に伸ばして利用するのはもちろん、お勧めです。)

 やはり、KIYOさんの所で買える、「フラバ」、「フォリックス」、「レギア」、「クエーカー」など、分離して使える枷、組み合わせて使える枷が是非必要です。これだと、ある程度の幅があり、柔軟性もほどほどで、ロープを結ぶフック類が付いているので、慌てずに確実に固定できます。

 さて、以下の話はこうした拘束具と、そこから伸ばしてベッドの脚や家具に結びつけるための
ロープ(荷造り用の紐で十分です)が用意されていることを前提として進めます。

 さらに、これら拘束具のフックへのロープの繋ぎ止めと、ロープを家具などの脚への結び付け作業は事前に完了させておきましょう。
タイミングとしては、女性が入浴、またはシャワーを浴びている間の時間を利用するのが一番です。
左右の間隔などは、男性が自分で上肢を広げてみたり、開脚してみたりしながら、女性との身長の違いなどを考慮して適切な長さに調整しておきます。
 また、黒革製の枷は初めての女性には恐怖感を与えがちなので、なるべくシーツや毛布の下など目に付きにくい所に隠しておくのがよいでしょう。

 まず、拘束の順番ですが、当然、手首の拘束を優先させます。
女性が非常に従順な場合、手首の拘束は必要ないこともありますが、そうした場合でさえ、「絶対抵抗できないのだ」という心理状態に追い込むためには、手首の拘束は有効です。
そうでない場合、足枷を取り外そうという動きを封じるためにまず手首を拘束するのが大切です。
 なお、本講座でこれまで機会ある毎に強調してきましたが、こうした拘束はあくまで女性との合意の上で行って下さい。
そうでないと、監禁罪、暴行罪等、各種の犯罪行為となってしまいます。
予め、どんな内容のプレイをどこまでやるかを女性に知らせ、合意を取り付けて下さい。

 さて、初めての女性の場合、万歳の姿勢のように上肢を広げた状態で手首を拘束されることにかなりの抵抗感を持ちます。
これは当然でしょう。手首をそんな風にされたが最後、手錠を填められたのと同様、全く自由が利かなくなってしまうからです。
いえ、手錠より遙かに拘束効果は高いです。
というのは、枷を填められた手首はさらにロープでベッドや家具の脚に固定されてしまうからです。
つまり、前手錠と違って、股間に手を運ぶことさえできないわけです。

 こういう次第ですから、上肢の拘束に女性が抵抗感を持つのは当たり前と言うことになります。
 そこで、上肢の拘束に持ち込むにはある程度、前戯が必要になります。
もちろん、「手首を拘束するよ。いいね。」と言って、素直に両腕を広げてくれれば問題はないのですが…。

 その前戯とは、脇の下へのキス、愛撫です。当然、これをされると、くすぐったくて女性は手で、攻撃されている脇の下を庇おうとし、また、男性の顔や指先を取り除けようとします。

そこで、「しょうがないなぁ。これじゃ、手が邪魔でじっくり愛せないじゃないか…」などと言いながら、「仕方ない。手が使えないようにしてしまうよ。」などと、運ぶのです。

 この時だけでないのですが、拘束するときのポイントは、「相手が悪いから、拘束せざるを
得ないのだ」という筋書きで持っていくことです。
男性側が一方的に、「縛りたい、縛りたい…」と主張するのでは、女性の側の立つ瀬がありません。
あくまで主導権は女性側に持たせた格好で、じわじわと相手を心理的にも肉体的にも身動きできない状態に追い込んでいく…これが愛する女性とのSMプレイの基本です。

 もう一つ大切なことがあります。手枷を填める際に、「これは取りあえず手だけなんだ」という
点を強調して、当面の安心感を取り付けることです。
上にも書きましたが、最初にプレイ内容、特に拘束に関しては、四肢を拘束することは予め説明の上、合意を取り付けておくのが鉄則です。
それでも、手首の拘束の段階で、「この上、足まで枷を填められるのだ」という所まで心配の先取りをさせないようにすることが大切なのです。初めての女性の場合、拘束なら、拘束、動的プレイなら動的プレイの各時点で、その時々の不安を乗り切ることで精一杯です。
これから先の段階のことはできるだけ、考えないようにさせるのが、きめ細かな心遣いというものです。
いよいよ足枷へ
 上肢の拘束が終われば、第一の関門は突破したことになります。
うまく行ったら、「もうこれで、手を使って何かしようとしても絶対に何もできなくなったね。」
「これで、君はもう僕の言うままだ。逃げようとしても、どうにも逃げられない…」
などと、男性の絶対的優勢を印象付ける言葉を使って、次第次第に被虐感を煽るようにします。

 ただ、いくら上肢が拘束されたと言っても、まだ、下肢は自由です。
暴れて蹴飛ばすことさえ、可能です。
そこで、そうなる前に、いわば「骨抜き」状態にする必要があります。
 それに有効なのは、通常の愛撫からクンニへの流れです。
乳房から、腹部、そして股間へ…という常套手段を、特に念入りに行います。
そして、クンニはとりわけ執拗に行います。
その際、もし、股を閉じて股間を防御しようと言う仕草が少しでも見えたら、「脚を閉じては、こうして愛することができないじゃないか。困ったなぁ。脚を広げた格好で留めちゃおうかな…」などと言いながら、足枷を填めロープで脚を広げさせてしまいます。

 なお当然ですが、大開脚の状態での固定を前提している今回は、クンニの段階でパンティは脱がせておきます。
(そうでないと、開脚後、一旦枷を解いて、パンティを脱がせなければならなくなります。
SMビデオでは、パンティを鋏で切り去る…などというのがありますが、女性は衣服をあのように破壊されることに強い嫌悪感を抱くものです。注意しましょう。)

 前戯がしっかりしていれば、この場に至って、足をばたつかせて抵抗するということはないはずです。
 なお、初めての場合、開脚角度は、男性にとっては少しもの足りないくらいで我慢しましょう。
思い切って大開脚をさせると、後で身悶えが激しくなったとき、内股や、枷の填められた足首にかなりの痛みを感じて、途中で苦痛が快感を凌駕して、せっかくのプレイが中断…という悲劇になりかねません。思い切った大開脚は、女性が慣れてきてからの後日のお楽しみ…と割り切って下さい。
 
 
(次回に続く)

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